南道路側が桜並木に面した、30坪の西南角地の敷地に立つ住宅です。第一種中高層住宅専用地域であるため、東と北はほぼ敷地いっぱいに建てられた3階建ての住宅、西の道路を挟んだ向こうには4階建てのマンションに囲まれていました。南の桜の借景を取り込む計画にすることは自然の成り行きでしたが、もう一つ、敷地の真ん中を切り込むように外部空間を作ることで、隣家からの視線が入り込まない窓を設けることができました。
在宅で仕事をされている奥様の仕事部屋は、籠りながらも気持ちの良い窓辺の空間になり、家族と共に過ごす時間だけでなく、個の時間も支えていくことができる住宅となりました。
所在地:東京都
家族構成:夫婦+子供2人
構造規模:木造3階建
敷地面積:97.03㎡(28.14坪)
延床面積:122.68㎡ (37.11坪)
用途地域:第一種中高層住居専用地域
準防火地域
建ぺい率/容積率:70/160
施工会社名:幹建設
植栽:風(ふわり) 楠 耕慈
家具:Hao&Mei 傍島浩美
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ダイニングからリビングを見る。西側のスリット状の格子建具から西日が差し込む。
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ダイニング全景。右はベランダに続く木製建具。左は対面式のキッチンカウンター。
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ダイニングからキッチンを見る。キッチンの奥にはパントリー。トップライトで明るさを補っている。
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造作によるキッチン。ダイニングから手元が見えないよう立ち上がりをつけている。
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仕事部屋。左の窓からはアプローチに植えた木の梢と、桜並木が見える。
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玄関ホール。道路から玄関ドアまでの引きが取れないため、玄関内部で段差を解消している。右は駐車場への勝手口で、左には南道路からの玄関扉があり通り抜けできる。
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屋内に光を取り入れるため、切り込むようにして作った中庭。右が勝手口。左が駐車場。
植栽の梢が仕事部屋に届く。
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南道路からの外観。右のベランダは2,3階吹き抜けの屋根下空間になっている。
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