Yasuko Kumazawa Architect Office
 敷地は、周辺に公園や丘が点在した緑豊かな、子育てに適した千葉の郊外住宅地に位置します。
 建て主は、結婚当初ロンドンに数年住まわれた経験から、子供たちと共に楽しむポタジェガーデンのある住宅を希望されました。ポタジェとは、食する植物と草花を共に育てる家庭菜園のことで、果樹やハーブ、野菜などを彩りよく混植した、体験型の造園スタイルです。
 敷地形状が3角形だったため、その形状を利用することで、2つの庭を配置しました。ハーブや木々に囲まれながら食事を楽しめるテラスを配した西の庭は、パントリーを通ってダイングとつながります。もう一つの南の庭には、雑木や果樹を植えて、道路からの視線を遮りつつ、リビンクから木々が折り重なる眺めをつくっています。
 イギリスアンティーク家具や色とりどりの花、果実、野菜に囲まれながら、四季や自然の移ろいを感じる、子供と植物が共に生き生きと育つ家です。
所在地:千葉県
家族構成:夫婦+子供2人
構造規模:木造2階建て
敷地面積:200.26㎡(60.58坪)
延床面積:112.22㎡(33.94坪)
用途地域:第一種低層住居専用地域
準防火地域
建ぺい率/容積率:60/150
施工会社名:かしの木建設
設備:そよ風搭載 (空気集熱式暖房)
家具:Hao&Mei 傍島 浩美
写真:西川 公朗

  • 勝田台の家-1

    リビング。人との会合など多目的な用途に使用。エクステンションのテーブルは6人掛けとなる。

  • 勝田台の家-2

    リビング。ソファー後ろの開口は和室とつながり、窓先の緑が見える。

  • 勝田台の家-3

    リビングからダイニングを見る。窓先にはポタジェガーデン。

  • 勝田台の家-4

    台所と一体空間となったダイニング。リビングと性質の異なるプライベートな空間。

  • 勝田台の家-5

    庭に続く明るいパントリー。

  • 勝田台の家-6

    書斎。トップライトから光が落ちる。

  • 勝田台の家-7

    玄関ホール。靴箱を兼ねた飾り棚。ダイニングから光がさす。

  • 勝田台の家-8

    洗面室。木彫の家具で居心地よく。

  • 勝田台の家-9

    雑木に囲まれた外観。左側に迂回したところがレンガテラスのポタジェガーデン。

  • 勝田台の家-10

    木々の中のいとちゃん。

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