report - 現場管理レポート

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吉祥寺北町の家 現場リポート

2007/12/1 地鎮祭
2007/12/1 地鎮祭
いよいよ地鎮祭です。
これから現場が始まります。
神主さんにおいでいただき、神様に家を建てることを報告し、 工事の無事と、ここでの幸せな暮らしを祈願します。
日本にはまだまだ、良いしきたりが残っているのです
無事、いい家になりますように。
2007/12/10
狭隘道路後退のための工事-1
2007/12/10 狭隘道路後退のための工事-1
工事が始まりました。
この敷地は、西と東が道路に接しています。
そのうちの東の道路が4mよりも狭いために敷地境界線を後退させて、道路を広げなくてはなりません。
敷地と道路の段差が90pほどあるので、鉄筋コンクリートで擁壁を作ります。

(写真)地面を掘ったところ。
地面から80pほどのところに関東ローム層が見えます。 上の黒土も締まっていて、なかなかいい地盤。
2007/12/17 狭隘道路のための工事-2
2007/12/17 狭隘道路のための工事-2
引き続き、道路後退工事。
鉄筋が組みあがり、型枠を組んだところ。
しっかりダブル配筋しています。
2007/12/25 根切り
2007/12/25 根切り
さて、建物の基礎工事に取り掛かりました。
べた基礎を作ります。
(文字通り、べったりと全体が一体になった基礎のことを言います。 面で支える基礎です。)
まずは、基礎の形に土を掘って、そこに砕石を敷いて、転圧機で 地面を締め固めます。
写真左の小さい芝刈り機のようなのが転圧機。
2007/12/28 基礎配筋
2007/12/28 基礎配筋
基礎の形に整った土の上に防水シートが2重に張ってあります。 しっかり重ね代も15センチ以上とられてます。
これで床下に湿気が上がってくるのを防ぐのです。
鉄筋の配筋も始まっています。
年内は、配筋まで。しばらくお休みです。
2008/1/7 基礎の配筋検査
2008/1/7 基礎の配筋検査
年が明け、今日は、基礎の配筋検査です。 鉄筋の太さ、間隔、継ぎ目の重なり寸法、コンクリートのかぶり厚 (鉄筋からのコンクリートの厚み)をチェックします。
適切な配筋により、初めて求められる基礎の耐力が発揮できるのです。
また、かぶり厚を適切に取ることで、年月が経って鉄筋の腐食が進んで 基礎の耐力が低下するのを防ぎます。
この次に、コンクリートを流し込みます。
2008/1/19 上棟
2008/1/19 上棟
今日は、上棟です。
去年から、大工さんが作業場で刻んでくれていた、柱、梁をくみ上げます。
ちょっと、複雑な形なので、大工さんに苦労かけました。時間も少し掛かりました。
でも、無事、上棟。よかった。
目の前に現れた骨格は、生まれたばかりなのに、ちゃんと大人の形をしている 馬の赤ちゃんと少し似ています。
寒い中、皆さんひとまずありがとうございました。
建て主さんの作ってきてくださった豚汁が身にしみわたりました。
2008/1/29 屋根下地
2008/1/19 上棟
まずは最初に、軸組みを筋かいで補強し、屋根をつくります。
屋根のすぐ下、垂木の間に入っている青いのは、スタイロフォームという発泡スチロールのような断熱材。 これで、屋根からの熱を防ぎます。
断熱材と屋根の鉄板の間には、スリット状のの隙間があって、空気が通り抜けるので、夏の熱気はこの空気層によっても遮熱されるのです。 (中写真)
右写真、網の入っているスリット部分が屋根通気の入り口です。
2008.2.2. 建て主との打ち合わせ
2008.2.2. 建て主との打ち合わせ
今日は、建て主と一緒に現場を訪れました。
まだ、裸ん坊の家なので、意識がなかなか空間にまで及ばないかもしれませんが、 周りの家との関係は、大体掴んでもらえたのではないかと思います。
計画している窓の位置、大きさ、高さをこの段階でもう一度確認します。
ひとつひとつ、慎重に。
2008.2.5. 屋根板金工事
2008.2.5. 屋根板金工事
板金屋さんの大宝さん親子が屋根を葺いています。
ガルバリュウム鋼板の縦ハゼ葺です。
この葺き方は、瓦棒と違って、板金と板金のつなぎ目に芯になる木を入れないため、腐りの心配がありません。
板金を一つ一つ、現場で折ってゆきます
2008.2.12 外壁構造用合板取り付け
2008.2.12 外壁構造用合板取り付け
外壁と床が、出来てきました。 空間も徐々に見えてくる時期です。
木工事はこれからいよいよ、長い、長い、造作に入ってゆきます。
2008.2.19 外壁下地 サッシ取付け
2008.2.19 外壁下地 サッシ取付けけ
外壁にあたる、柱の外側に構造用合板を取り付け、家の剛性を高めます。
その次に白い透湿防水シート(湿気を通して、水を通さないシート)を貼って、壁の中に水分が入ったり、溜まったりするのを防ぎます。
シートの上に取り付けている木の縦長の棒は、外壁の通気層(下から上へと空気が流れます。これによって、壁内に湿気がたまるのを防ぎ 家の耐久性を高めます。)となるスペースを作ります。
2008.2.29.
2008.2.29.

今回、内壁、天井断熱にはウールブレスという断熱材を使うことになりました。 羊の毛が材料の、化学物質が含まれていない自然素材の断熱材です。 グラスウールやロックウールの欠点をかなりの部分解決できる素材として 注目されている素材です。 詳しくは、http://www.itnjapan.com/woolbreath/index.html にあります。

どんな断熱材でもその施工状況が悪いと、性能を発揮できません。 隙間なく敷き込むということが何よりも重要です。
2008.3.4

窓の枠材の造作と取り付けが始まりました。 この家には、3か所の窓に建具屋の作る木製建具(既製品のサッシではなく)が入ります。 そのための窓枠(敷居、鴨居)を大工が作ります。 写真は敷居を組み合わせた断面。材質は米杉(腐りに強い)です。(写真1枚目)

外部では、龍塗装の山城さんが、破風にオイルステインを塗り始めました。こげ茶に着色しています。(写真2枚目)

外壁と基礎の境目あたり、水色の部材は壁の通気層の入り口で、虫が入らないよう網目状になっています。 横に打ち付けてある板は、外壁の左官のための下地になります。ラス板と言います。(写真3枚目)
2008.3.11

木製建具の枠(鴨居、敷居)が取りつきました。
屋根下の天井に、ウールの断熱材が敷き詰められています。部屋中が羊で覆われています。 屋根では、トップライトの板金工事が完成しました。結露の水や、中に入ってしまった雨は、自然に外に流れ出るようになっています。
2008.03.25.

あらかじめ別の加工場で木取りされた、内部の造作材(開口部の枠など)がとてもたくさん運び込まれました。
これから現場で、建具溝の加工をして取り付けてゆきます。
いちばん左の写真は、食堂と居間の境の開口部に枠と格子が取りついたところ。
2008.04.01.

階段ができていました。残念ながらつくっている途中には出くわしませんでした。
材質はサワラの無垢板。ヒノキと似ている材料で柔らかく足触りがとてもいいです。写真は養生されていて見えませんが。
階段室の真ん中、1階から延びる側板は、合板18mmを2枚合わせにしたもので、2階天井まで立ち上げています。仕上げは、パテでしごいてペンキを塗ります。

ほとんど、天井下地が組みあがってきました。
2008.04.12.

天井の石膏ボード取り付けです。
1枚目写真の台の上に石膏ボードが積み上げれれています。
これをビスで止めてゆきます。天井の角が直角でない上、傾斜しているので、寸法をとるのがなかなか大変。
右写真は、完了したところ。
天井は、これから継ぎ目にカンレイ紗を張り、パテでしごき、ペンキが塗られます。
2008.04.22

外壁の左官工事が始まりました。左官の我妻さんです。
まず、仕上げの前に下塗りをします。
壁に割れができるのを防ぐため、セメントにワラスサを混ぜて塗っています。
さらに、道路側の大きな目立つ壁は、メタルラスを2重に張ってくれていました。
2008.4.25

1階浴室では、棟梁の花輪さんが、壁のサワラ縁甲板(12mm厚)を張り終えつつあります。
サワラは桧に似た針葉樹で、脂分が多く水に強く腐りにくい樹種です。サワラは適度に調湿してくれるので、換気さえすれば、カビも生えにくいので、浴室の壁や天井によく使う材料です。
香りもいいです。
2階では、渡辺さんがしっくい壁の下地である、ラスボードを張っています。(ラスボードは石膏を紙でサンドイッチして、左官財が食いつきやすいように、引っ掻き穴があいているボードです)
2008.4.29

2階書斎の家具をつくっています。
今回は造りつけ家具のほとんどを大工が現場で作ります。
材質は、シナのランバーコア合板。仕上げはペンキの予定です。

トイレの小さな台も大工の渡辺さんが作ってくれました。
カウンターがタモの無垢の板で、そのほかの棚はシナランバーコアで、ペンキ仕上げになります。
2008.5.8.

外壁左官の仕上げです。
今回は、外壁に富士川建材のレーヴという商品を使っています。珪藻土の混ざった外壁材です。
そこに更に白土という小さなガラスのような白い石を混ぜて、我妻さんは塗ってくれています。
混ぜないで塗るのに比べて、光が白く柔らかく拡散して、とても奇麗に見えます。

上塗りを鏝で抑えて、数時間置いたところで、大根おろしのような道具で掻き落としてゆきます。
(掻き落とし仕上)
掻き落としは昔から行われてきた仕上げ方ですが、掻き落とすことにより、表面に骨材の砂が出てくるので、一層撥水効果が得られます。
2008.5.13

1枚目:台所流しの家具を組んだところ
2枚目:便所の腰壁のタイルが貼りあがっています。耐水石膏ボードに接着剤で圧着貼りしています。
3枚目:内部の塗装が始まっています。合板の継ぎ目に、カンレイ紗を貼ってパテ塗りがされています。
2008.5.16

ホーローの浴槽が設置されました。
隙間にブロックを設置し、タイルの下地を作ってゆきます。
2008.5.20

足場がとれました!
完成まであと一か月ほどです。
これから、木塀や濡れ縁など、外部の工事が始まります。

内部では、大工さんが家具工事の追い込みに入っています。
この現場では、家具もみな、大工造りなのです。
大工仕事の終わった所から、塗装やさんがペンキを塗ってゆきます。
天井の石膏ボードの継ぎ目のパテ処理の後、水性塗料を2度塗りします。
2008.6.3.

内部の壁の左官仕事が始まりました。
漆喰に砂を1:1の割合で混ぜた砂ジックイの仕上げです。
漆喰100%の仕上げよりも、ざっくりした印象の仕上げで、光が柔らかく拡散し、優しい印象になります。
混ぜる砂はふるいにかけて、粗い物をより分けます。
2008.6.5.

小雨の降る中、外部の木工事が始まりました。
使っている材料は、米杉(レッドシダー)です。腐りに強く、持ちがいい木です。
塀も、濡れ縁も、この状態のまま、一度塗装をかけます。
2008.6.18

玄関のアプローチには、以前に境界線に積まれていた、大谷石を再利用しました。
下地の地面を締め固めて、砂をひいて平らにした上に、水平とレベルを図りながら敷いてゆきます。
駐車場は、グラススペーサーという部材を使って、石を敷き、後からタマリュ                     ウを植える予定です。
2008.6.25
玄関の土間は、玉砂利洗い出し仕上げです。
いったん、砂利を混ぜたモルタルを塗り、少し固まりかけたところを、水を含んだスポンジで洗ってゆきます。
2008.7.5.

よいよ、最後は、植栽です。日本の木と草花を使った、風と季節を楽しむ庭がテーマです。
日当たりのよい玄関はアオダモを中心に、陽の草花を植えました。
南の庭は、ツリバナとシマトネリコを中心に、地面は陰の草花でしっとりとした庭に。
東の窓際には2階から梢を楽しめるよう、モミジを植えました。
完成した姿は、近いうちに作品集の中で紹介します。
7/4に無事、建て主さんに引き渡しをしました。
幹建設と大工の花輪さん。職人のみなさん。ありがとうございました。